大勢のゲストを招待した大規模な結婚式ではなく、家族や親しい人だけを招く小規模な式にしたいというカップルが増えています。両家の家族や親族に加え、親しい友人だけに絞ったとしても、50人程度になることが多いでしょう。50人規模の結婚式は、華やかな雰囲気はありながらアットホームで和やかな時間になります。今回は、小規模の式ならではの特徴と、50人規模の結婚式を成功させるためのポイントをお伝えします。
ゲストの平均は何人？50人規模の結婚式の費用はいくら？
結婚式を挙げるに当たり、最初に悩みがちなのがゲストの人数です。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、披露宴・披露パーティのゲスト人数は、全国平均で69.4人。60人～90人未満を招待する人が最も多く、40～60人未満という50人規模の結婚式を開いたカップルは全体の24.7%という結果でした。2012年の調査では平均で73.7人となっていましたが、年々ゲストの数が減少しつつあります。自分たちを知る身近な人だけを招待して、そういった人たちだけに祝ってほしいと考えるカップルが増えているのかもしれません。
- 気になる結婚式の費用
結婚式にかかる費用は会場によって、また、料理や衣装のランクによっても変わります。上述した調査によると、結婚式にかかった費用の平均総額は357.5万円。ゲストの数が減る一方で、かかる費用は増えているようです。しかし、この平均はあくまでもゲストの人数を問わず計算されたもの。内容にもよりますが、50人規模の結婚式であれば、おおよそ150～250万円程度を目安に予算を組んでおくとよいでしょう。
50人規模の結婚式の特徴
ゲスト選びには何かと気を使うものですが、少なすぎると寂しい雰囲気になり、多すぎると準備が大変です。その点、身近な人だけを招待する50人規模の結婚式であれば、以下のような面でメリットがあります。
- ゲストとの距離が近くアットホーム
大勢のゲストを招く大規模な結婚式にすると、広い会場を使用することになるため、新郎新婦とゲストとの距離が遠くなりがちです。しかし50人規模の結婚式で使用するような中規模の会場なら、新郎新婦とゲストの距離も近く、アットホームな雰囲気に包まれることでしょう。
- 小規模すぎず華やかさもある
結婚式という晴れ舞台だからこそ、それなりに華やかな雰囲気を出したいところ。少人数の結婚式は、家族だけのお食事会といった雰囲気になりがちですが、50人程度のゲストが集まれば、適度な華やかさを感じつつ、和やかな時間を楽しむことができます。
- 新郎新婦とゲストがコミュニケーションをとりやすい
50人程度のゲストなら、限られた式の時間でも気軽にコミュニケーションしやすい状況にあります。大人数のゲスト全員とは、なかなか交流しづらいものですが、50人程度なら式の間に会話を交わしやすい環境になります。
50人規模の結婚式を成功するためのポイント
50人規模の結婚式にはさまざまなメリットがありますが、やり方によってはかえってデメリットになることがあります。小規模の良さを生かして、満足のいく式にするためのポイントを知っておきましょう。
- 広すぎる会場は使わない
アットホームな雰囲気をつくるためには、ゲストの人数に合った会場を選ぶことが大切です。会場が広すぎると少し寂しく感じてしまいます。余裕を持たせようとして広すぎる会場を選んでしまうと、ゲストとの距離ができてしまい、かえって居心地が悪くなってしまうかもしれません。最適な広さの会場を選べるよう、事前にチェックしておきましょう。
- ゲストも参加できる演出をプラスする
ゲストと近い距離で過ごせる結婚式だからこそ、ゲストに参加してもらえるような演出をプラスするのもおすすめです。キャンドルリレーやウェディングケーキのデコレーションなど、誰でも気軽に参加しやすい演出プランを取り入れることで、会場全体の一体感を味わえるでしょう。
- 料理や引き出物などのアップグレードを検討する
結婚式はゲストの人数によっても、費用が変わります。50人程度であれば、平均よりも結婚式にかかる費用を抑えられやすい傾向にあります。その分、ゲスト一人ひとりに対するおもてなしをランクアップさせることで、ゲストからの満足度も上がるはず。予算に余裕があれば、料理や引き出物などのアップグレードを検討してみましょう。
- ゲストの人数からご祝儀を計算、予算を把握しておく
結婚式をするに当たり、どの程度の費用を用意すべきなのかも気になるところです。結婚式に参列してくれたゲストからのご祝儀を結婚資金に充てる場合、式に必要な自己負担額がどれくらい必要なのかを前もって計算してみましょう。仮にゲスト1人につき、3万円のご祝儀をいただけるとするならば、ゲスト50人分で150万円程度の金額を受け取ることになります。ご祝儀をすべて結婚式の費用に充当するのであれば、自己負担額も計算しやすく、予算を把握できることで演出や衣装、ケーキなどにかける費用も検討しやすくなります。
まとめ
結婚式とは、お世話になった人や親しい人にパートナーを紹介し、結婚の報告をするための機会です。ゲストの人数が多ければよいというものではなく、お互いが満足できる時間にすることを一番に考えたいところ。とは言え、少なすぎると寂しく感じてしまうのも事実。少なすぎず多すぎない目安として、ゲストは50人程度に絞り込み、アットホームな結婚式を開いてみてはいかがでしょうか？
