マッチングアプリのサクラ・業者の見分け方｜特徴と対策をご紹介！

マッチングアプリを利用していると「この人、もしかしてサクラ？」と感じる相手に遭遇した経験がある方も多いのではないでしょうか。

近年、マッチングアプリの利用者数が増加する一方でサクラや業者による被害も後を絶ちません。

サクラや業者は巧妙に一般ユーザーになりすまし、金銭や個人情報を騙し取ろうとします。

ということで、マッチングアプリにおけるサクラ・業者の実態を徹底解説！

男女別の見分け方、遭遇した際の対処法まで徹底的に説明していきます。

安全にマッチングアプリを楽しむために、ぜひ最後までご覧ください！

相手を思い、相手を受け入れる

遥香

恋愛・婚活メディア「恋スタ」を運営するWebライター。
20代女性ならではのリアルな視点で、マッチングアプリや結婚相談所の情報を発信中。
実際に複数のマッチングアプリを利用し、プロフィール作成やメッセージの工夫など、成功・失敗体験をもとに記事を執筆しています。
恋愛に悩む人が「自分に合った出会い方」を見つけられるよう、わかりやすく実践的な情報提供を心がけています。

【基礎知識】マッチングアプリの「サクラ」とは？

マッチングアプリの注意点としてよく耳にする「サクラ」。

ですが、はっきりとした詳細について知っている方は意外にも少ないのではないでしょうか。

そこで、マッチングアプリの「サクラ」についての基本的な情報についてご紹介！

マッチングアプリにサクラや業者が発生する原因について知ることができます。

トラブルを事前に避けるためにも確認していきましょう。

サクラと業者の違い

マッチングアプリでは「サクラ」と「業者」という2つの用語が使われますが、この2つには明確な違いがあります。

代表的なものとしては、マルチ商法やネットワークビジネスへの勧誘・投資詐欺への誘導・他の有料サイトへの登録促進・個人情報の収集と転売などが挙げられます。

業者はサクラと異なり、LINEなどの外部連絡手段への移行を積極的に促す傾向があります。

また、業者はサクラよりも具体的な行動を取ることが多く、実際に会う約束を取り付けることも。

近年では業者の手口も巧妙化しており、最初は普通の会話を装いながら徐々に本来の目的へと誘導していくケースが増えています。

サクラ・業者は違法なのか？

サクラや業者の行為は、状況によっては違法となる場合があります。

まず、サクラについては景品表示法や特定商取引法違反の可能性です。

実際には存在しない人物を装ってユーザーに課金を促す行為は優良誤認表示にあたる場合が高く、消費者を欺く行為として法的問題となりえます。

業者の活動についても、その目的や手法によっては複数の法律に抵触する可能性は十分あります。

また、マルチ商法への勧誘を目的として身分を偽る行為は、特定商取引法の禁止行為に該当します。

実際には、取り締まりが困難なケースも多くあります。

サクラの場合、運営会社が直接雇用していることを証明することが難しく、業者についても証拠収集や特定が容易ではありません。

そのため、ユーザー自身が被害に遭わないよう自衛することが最も重要です。

サクラがいるアプリといないアプリの違い

マッチングアプリには、サクラがいる可能性が高いアプリとほとんどいないと考えられるアプリがあります。

この違いを理解することで、より安全なアプリ選びができるようになります。

最も重要な判断基準となるのが料金体系と本人確認の厳格さ。

特に無料で始められるアプリや、登録時の本人確認が甘いアプリには注意が必要です。

一方、サクラがいない可能性が高いのは、月額定額制を採用している大手マッチングアプリです。

このタイプのアプリでは月額料金を支払えばメッセージが送り放題になるため、サクラを雇って会話を引き延ばすメリットがありません。

また、本人確認を厳格に行っているアプリも安全性が高いです。

アプリを選ぶ際は、これらの要素を総合的に判断することが重要となります。

【男女別】サクラ・業者の特徴と見分け方

サクラや業者は男性ユーザー・女性ユーザーそれぞれに対して異なるアプローチをしてきます。

ということで、男女別にサクラと業者の特徴と見分け方をご紹介！

プロフィール写真・自己紹介文・メッセージの内容・LINE誘導の手口など具体的な特徴と見分け方を詳しく解説します。

怪しいアカウントを早期に見抜き、被害を未然に防いでいきましょう。

プロフィール写真の特徴

サクラや業者のプロフィール写真には、いくつかの共通した特徴があります。

最も典型的なのが、モデルや芸能人のような美男美女の写真を使用しているケースです。

これらの写真はインターネット上から無断で転用されたものであることが多く、Google画像検索などで調べると元の出典が見つかることがあります。

業者の場合、高級車や高層マンション・ブランド品など経済力をアピールする要素が含まれていることが多くあります。

これは投資詐欺やマルチ商法への勧誘を目的としており「この人と付き合えば豊かな生活ができる」という期待を抱かせるための手法です。

また、写真が1枚しかないまたは複数の写真で人物が明らかに違うように見える場合も要注意です。

これは他人の写真を寄せ集めて使っている可能性を示唆しています。

遥香

不安な場合はGoogle画像検索で写真を調べることで、転用された画像かどうかを確認できます！

自己紹介文の特徴

サクラや業者の自己紹介文には、一般ユーザーとは異なる特徴的なパターンがあります。

まず、文章が不自然に完璧すぎる場合や逆に日本語として不自然な表現が含まれている場合は注意が必要です。

テンプレート化された文章を使い回している可能性があり、複数のアカウントで同じような自己紹介文が使われていることもあります。

特に注意すべきなのが、投資や副業に関する記述が含まれている自己紹介文です。

さらに、プロフィール欄に連絡先や他のSNSアカウントを記載している場合も要注意。

通常プロフィールに連絡先を記載することが禁止されていますが、業者はアプリ運営の監視を逃れるために巧妙に連絡先を示唆する表現を使うことがあります。

メーセージの特徴

サクラや業者は、メッセージのやり取りでも特徴的なパターンを示します。

まず最も典型的なのが、マッチング直後に積極的すぎるメッセージを送ってくるケースです。

また、質問に対する返答が曖昧だったり、話題がかみ合わなかったりする場合も要注意。

さらに、会話の流れが不自然に早い場合も警戒が必要です。

通常、マッチングアプリでは何度かメッセージのやり取りをした後、徐々に親密になっていくものですが業者は短期間で関係を深めようとします。

そのため、数通のメッセージで「会いたい」と言ってきたり、急にプライベートに踏み込んできたりする場合は何らかの意図があると考えるべきです。

LINEへの誘導とその後の危険性

業者がよく使う手口の一つが、早い段階でLINEなどの外部連絡手段へ誘導すること。

マッチングアプリ内では運営側の監視があり、不審な活動をするとアカウントが凍結される可能性があります。

しかし、LINEに移行してしまえば運営の監視が及ばず自由に活動できるようになるのです。

誘導パターンで最も多いのが「アプリをあまり開かないから」「通知が来ないから」といった理由で、マッチング後すぐにLINE交換を提案してくるケースです。

徐々に投資や副業の話題に誘導され、気づけば高額な投資商品の購入やセミナーへの参加を勧められ金銭的被害に遭う可能性が高まります。

マッチングアプリでサクラ・業者に遭遇したときの対処法

万が一サクラや業者に遭遇してしまった場合、適切な対処をすることで被害を最小限に抑えることができます。

ここでは、サクラや業者に遭遇したときの対処法をご紹介！

アプリ内での通報方法から実際に被害に遭った場合の相談先、そして証拠の保存方法まで具体的な対処法を解説していきます。

早期発見と迅速な対応が被害拡大を防ぐ鍵となるので確認しておきましょう！

アプリ内での通報方法

サクラや業者を発見した場合、まずはアプリの運営に通報することが重要です。

ほとんどのマッチングアプリには不審なユーザーを通報する機能が備わっています。

通報することで運営側がそのアカウントを調査し、規約違反が認められればアカウント停止などの措置が取られるのです。

相手のプロフィールページやメッセージ画面に「通報」「違反報告」から通報します。

通報理由を選択する際は、「業者・勧誘」「サクラの疑い」「詐欺行為」から最も適切なカテゴリーを選ぶようにしましょう。

また、通報と同時にブロック機能を使うことも重要です。

ブロックする前に証拠となるメッセージのスクリーンショットを保存しておくことを忘れないでください！

被害に遭った場合の相談先

もし実際に金銭的被害や個人情報の漏洩などの被害に遭ってしまった場合は、一人で抱え込まず適切な機関に相談することが重要です。

相談先はいくつかあり、被害の内容によって最適な相談先が異なります。

早期に相談することで、被害の回復や拡大防止につながる可能性が高いです。

金銭的被害に遭った場合は、まず消費者ホットライン（188）に電話することをおすすめします。

専門の相談員が状況を聞き取り、適切なアドバイスをしてくれるため安心です。

その他、詐欺や脅迫などの被害に遭った場合は警察に相談しましょう。

遥香

被害に遭ったことを恥ずかしく思って誰にも相談できない方もいますが、決して一人で抱え込まないようにしましょう！

証拠の保存方法

サクラや業者とのやり取りは、すべて証拠として保存しておくことが極めて重要です。

証拠によりアプリ運営への通報や警察への相談の際に状況を正確に説明することができます。

また、裁判になった場合や返金交渉を行う際にも証拠は必須です。

そこで、最低限保存するべき証拠について以下にまとめました。

証拠保存は被害に遭う前から少しでも怪しいと感じた時点で開始するべきです。

最も基本的な証拠保存方法はスクリーンショットを撮ること。

プロフィール画面・メッセージのやり取り・送られてきたURLや画像など、すべての画面を撮影して保存しておきましょう。

遥香

証拠を残すことは重要ですが、自分の安全を最優先に考えることが最も大切です！

サクラの報酬の仕組みと撲滅できない理由

マッチングアプリにおけるサクラ問題は長年にわたって存在し続けていますが、なぜ完全に撲滅することができないのでしょうか。

その背景には、サクラの報酬システムの構造的な問題と、法律や取り締まりの限界があります。

ということで、サクラビジネスの実態と撲滅が困難な理由についてご紹介！

被害を少しでも減らすために、詳細について確認していきましょう。

高利益な報酬の仕組み

サクラのアルバイトは、意外にも高収入を得られる可能性があるため、一定数の人々が従事し続けています。

報酬体系はアプリや運営会社によって異なりますが多くの場合、メッセージの送信回数やユーザーに課金させた金額に応じて報酬が支払われる仕組みになっています。

この成果報酬型のシステムが、サクラビジネスを成立させている根本的な要因となっているのです。

典型的な報酬体系としては、メッセージ1通につき数十円から数百円が支払われるケースがあります。

さらに問題なのは、ユーザーに課金させた金額に応じて報酬が増える仕組み。

より多くの課金を促せばインセンティブが働くため、期待を持たせたりする行為が横行します。

実際に大金を稼げるケースは稀ですが、在宅で空いた時間に作業できるという利点もあり、副業として選択する人が後を絶ちません。

法律と取り締まりの限界

サクラや業者の活動を完全に撲滅できない理由の一つに、法律と取り締まりの限界があります。

まず、サクラ行為そのものを直接的に罰する法律が存在しないという問題。

この行為を実際に立件するためには高いハードルがあり、多くのケースで法的措置を取ることが困難な状況です。

さらに、業者については国際的な犯罪組織が関与しているケースもあり、取り締まりがより困難になっています。

サクラ・業者が問題であることは確実ですが、ユーザー側の意識の低さも撲滅を困難にしている要因の一つです。

このように複合的な要因が絡み合って、サクラ・業者問題の撲滅を困難にしています。

まとめ

マッチングアプリのサクラ・業者問題は、インターネットを利用した出会いが一般化した現代において、避けて通れない課題となっています。

サクラや業者を完全に避けることは難しいかもしれませんが、正しい知識を持つことで被害に遭う確率を大幅に下げることができます。

マッチングアプリは正しく利用すれば、素敵な出会いのきっかけとなる優れたツールです。

本記事で紹介した見分け方や対処法を活用して、安全で楽しいマッチングアプリライフを送ってみてください！